土へのこだわり

安全・安心、そのうえ新鮮で美味しい野菜、またより美しい花をご提供するために、当社では特に「土へのこだわり」を持っています。馬や牛の糞を発酵させたものに赤土と菌、あらんかを入れてさらに発酵させた特別な土が当社オリジナル。これをハウス内にどのように使用するか、またEM菌をどのくらい入れるか等、土の成分によってその調整を行うことが重要となります。つまり土の中に空気や有機質があるかどうか、窒素・リン酸・カリウムの成分がどのくらいなのか、常に把握し対応しなければなりません。そのために年2回、土の成分を専門検査機関にて検査してもらい、その結果をデータ化し、客観的・科学的に把握できるようにしています。一部ではもみ殻を土に混ぜるなどしています。これによって通気性がよくなり固い地面がフカフカになる効果も期待できます。

土は生きていますから、それを人間が感じてあげなければなりません。匂いをかいだり、舌でなめたり、手で感触を確かめたりして、その土の状況を見極めてあげることが大切です。これによって栽培する植物の根がはるスピードや根の色が変わったりするわけです。地上に出ている部分は結果であり、地上に出ていない根の部分こそがその結果を決める重要な要素であり、見えない故にそれを感じてあげるのが私たちの仕事なのです。

農作物へのこだわり

当社の代表的な商品のひとつはひまわりです。水を与えていれば普通に成長するものですが、それだけではお客様のニーズを満たす理想の商品は作れません。ある程度の高さを維持し、そのうえ鮮やかな色の花を咲かせる、そして花首を強くして花を上向きにするために、多くの努力と試行錯誤を要してきました。ひまわりの花の大きさや丈がちょうど良く、上を向いているからこそ、フラワーアレンジが容易になるわけです。このように当社のひまわりは、アレンジしやすく高品質で長持ちするというメリットがあり、さらには花びらの発色も良いため、各方面から高い評価をいただいています。

花を育てるには土の状態も大切ですし、水や肥料の量、与える頻度、育てるハウスの開閉、種を蒔く間隔等も影響してきます。ひまわり一本一本の性質も異なるため、絶えずそれぞれの花の状況を把握し、それに見合った対応をすることに気を遣っています。特に当社の生花に関しては多品種で色やサイズも各種そろうなど、多彩なニーズに対応することで評判を呼び、大きな信用を得ています。

野菜に関しても新鮮で何よりも安全・安心の提供を第一に考えていますので、無農薬、減農薬を基本とし、場合によっては人体に影響がない漢方を使った害虫排除を行ったり、また除草剤に頼らず、なるべく人の手で草取りを行ったりしています。機械化によって効率性は追求していますが、野菜一つひとつを丁寧に育て、お客様に新鮮でおいしい時期に食べていただけるよう日々努力を重ねています。